富ヶ谷新聞でも何度か取り上げているお店、ウエトミが一周年を迎えます。この一年間はどんな一年だったのか、今後、ウエトミはどのように進化していくのか、オーナーである山崎哲也さん(以下山崎さん)、大野清和さん(以下大野さん)、店主の川村成美さん(以下成美さん)にお話を聞いてみましたよ!周年イベントを目前にして、みなさん意気揚々と語ってくれました!
■どんな1年だった?コの字カウンターだからこそできたこと。
富ヶ谷新聞hazuki:
1周年おめでとうございます!この1年で随分地域での存在感が感じられるようになった印象ですね!近隣のお店とのコラボイベントなども多くやってきて、やっぱり横のつながりも増えましたか?オープン前にイメージしてたのと、実際にやってみたら違っていた部分とか。
大野さん:
横のつながりといえば、この地域に少なかった通し営業をしているので、近所の飲食店の方がランチとディナーのちょっとした合間に遊びにきてもらえるのが嬉しいです!
山崎さん:
お店に立ってる人がお店を作っていると言う意味で、当初イメージしていたお店の雰囲気とは全然違うところが面白いなと。
成美さん:
オープン時よりも若いお客さんが増えたかな。スタッフも若いから入りやすいのかも。店としても、日々試行錯誤で走りっぱなしだった中で、やっと最近少し形になってきたと実感しています。
山崎さん:
お金を目の前に置いて、注文と同時にキャッシュオン、一部セルフサービスなど、いわゆる立ち飲み文化的なものを知らない世代にとっては新鮮だったのかも。もちろん、そのスタイルには好き嫌いはあるんだろうけど。
富ヶ谷新聞hazuki:
古き良き、立ち飲み文化を取り入れつつ、お酒などにもこだわってクラフトビールを入れたりしているところもウエトミのおもしろいところですよね。若い人にも受け入れられやすいんだろうなと思います。
大野さん:
大衆酒場というスタンスで、トレンドも定着しつつあるクラフトビールも面白いし、なんでもアリでいいとこ取りでやっちゃおうよ!っていうのが元々の発想にあったよね。お酒にこだわるだけではなく、いっぱい楽しんでもらえるように、クラフトビールの敷居の高いイメージをなくして、さらっと楽しめるように。ホールスタッフをあえて置かず、セルフだからこそ、コストもおさえてリーズナブルに提供できるようにしています。
山崎さん:
角打ちみたいなリラックスした肩肘張らない空間というのも元々のコンセプトにはあって、多くの人に楽しんでもらえるように、原価をおさえて頑張って提供しています。
大野さん:
カウンター内のスタッフが忙しくて、お客さんをケアしきれないこともあったので、そこは今後の課題かなと思ってます。
■追求し続けるクリエイティブなメニュー
富ヶ谷新聞hazuki:
個人的に感じているウエトミの魅力の一つに、自家製のものとか、クリエイティブなメニューがたくさんあるなと思ってるんです。自家製ニラ醤油とか、クミン焼酎とかジャークチキンとか。その辺って、全部成美さんのアイデア?
成美さん:
スタッフみんなが意欲的にアイデアを出してます。毎日お店にいるから、自分たちの飽きないようなものも意識してメニューを考えています。もちろん、お客さんにも飽きずに楽しんでもらえるようなものを!
定番の煮込みと最近の人気メニューを実食。きまぐれ餃子と麻婆茄子。この日のきまぐれ餃子はしば漬け餃子!麻婆は、最近スタッフのつづみちゃんが細かい分量にまで気を遣い、研究に研究を重ねているそうです。
■コンビニに行くような感覚でウエトミに来てほしい
富ヶ谷新聞hazuki:
今後はどんなお店を目指していきたいですか?
山崎さん:
何気なくお店に入ったお客さん同士がコミュニケーションを取れるような場所を作りたいという元々のコンセプトを大切に、今後はさらに気軽に利用してもらえるようにお店を良くしていきたいですね。
大野さん:
ランチにしてもお酒にしても、肩肘張らずにフラッと立ち寄れるお店。そういう願いを込めて値段設定はできるだけリーズナブルにできるよう努力しています。特別な場所じゃなくて良くて、極端に言えば社食のような感覚でランチに来てもらったり。最近では夜は混み合っていることもあるけれど、昼飲みもできる場所だということも改めて知っていただけたらなと思います。
成美さん:
これから夏だし、天気のいい日、暑い日に昼飲みを楽しんでもらえるような夏メニューも用意していますよ。
大野さん:
ちょっとコンビニに出るのもめんどくさいくらい最近暑いけど、少しお腹すいたな、ヒマだな、っていうときに涼みに行きがてらヒマつぶしに使ってもらうも良し。いわゆる予約して、気合を入れて食事をしに行くような場所ではなく、コンビニとかファーストフードのような感覚で使っていただければと思います。
山崎さん:
ランチでも、晩酌でも週2~3回気軽に立ち寄れるような場所。まさにコンビニ感覚で。
富ヶ谷新聞hazuki:
実際、私も週末の予定のちょっとした合間にフラっと30分行くくらいな感覚で使わせてもらってます。カフェに行くならウエトミに!的な。ランチも重宝してます!結構女性一人で来られてるお客さんも多いですよね!
成美さん:
そうですね!ランチもだけど、おかげさまで最近はお惣菜のテイクアウト、お弁当のお持ち帰りなども増えてきています。子供連れのお客さんにも喜んでもらえるようになってきました。
富ヶ谷新聞hazuki:
この季節、代々木公園のイベントに来る人も多いですよね。イベント帰りに、「せっかくこの地域に来たから、どこか行ってみたいよね。じゃあ、どこに行く?」っていうのを相談するのにちょろっと寄れるカフェ的な場所としても使いやすそうですね。
大野さん:
外から来てくれるお客さんも大歓迎!それ以上に、もっとこの地域に住んでいる人にも気軽に使っていただきたいです。荒削りな部分もあるかもしれないけど、お客さんにとっても、スタッフにとっても自由度がある部分は良い部分かなと思います。お店としても、いろんな部分の精度はもちろん上げていくつもりです!
成美さん:
ウエトミに来る前に様々な別の街で働いてきて思うんですけど、この街はお店とお客さんの距離が近いなと感じます。これがお互いに心地良くて、自分もこの街にすんなり受け入れてもらえて本当に嬉しいです。だからこそ、次の1年は、もっとご近所付き合いも大切にしていきたいと思っています。
■ウエトミスタッフが嫉妬するくらい好きな店
富ヶ谷新聞hazuki:
みなさん、普段からお休みの日などを使って、都内外のいろんなお店に行って研究されていますよね?嫉妬しちゃうくらい好きなお店ってあります?
山崎さん:
そうだねー。良いところはどんどん取り入れていきたいからね。やっぱり立石とかは歴史もあるし、安定して良い店が多いよね。二毛作なんかは若い人も入りやすいし、栄寿司とか、鳥房とか、うちだとか定番の有名店はやっぱり良いと思います。あとは、立石なら蘭州の餃子!南千住の丸千葉とかも最高ですね。
大野さん:
この辺りのお店だと、ダントツ浜屋かな!
一同:
わかるー!
山崎さん:
浜屋はなんせ、とにかく安くて値段以上に全ておいしいですよね。あとは民屋、しゃけスタンドとか。ウエトミはもう少し煮込みにも力を入れたいね!煮込みのタイプには好みがあるけれど、お客さんそれぞれの感想とかも参考にしていきたいです。
成美さん:
もっともっといろんなところに行って研究します!
■1周年記念イベント情報
成美さん:
お客さんに感謝の気持ちを込めて4日間、テーマも違う、いつもと違うウエトミを楽しめるイベントを実施します。
山崎さん:
少しでも時間が空いたら立ち寄ってみてください。もし、当日混み合っていたら、注文する時にぜひ手を上げてください!
イベント日時:
DAY1:UETOMI Underground あるじの焼き鳥
7/19(木)15:00~22:00
店主の成美さんが腕をふるって焼き鳥を提供します!
DAY2:日×中×韓
7/20(金)15:00~22:00
ゲストを迎えて、おいしい日中韓のお料理を楽しめます!
DAY3:大人のウエトミ
7/21(土)12:00~22:00
ウエトミの“大人”スタッフによる“大人”のイベント。
DAY4:UETOMI “Girls” Day
7/22(日)12:00~22:00
ウエトミのうら若きガールズスタッフによるイベント。
みなさん、ほんの少し空いた時間にでもお立ち寄りください。
山崎さん、大野さん、成美さん、ありがとうございました!
イベントも楽しんで頑張ってくださいませ!
煮込み&お惣菜スタンド ウエトミ
★スタッフも絶賛募集中!
渋谷区上原1-1-21 山口ビル 1F
03-5790-9990
営業時間:12:00~22:00(L.O.21:30)
不定休
Instagram (日替わりランチや新メニュー情報を日々更新中!)
http://uetomi.tokyo/