みなさん、パストリーゼ77ってご存知ですか?
知っとるわーい!
というお叱りの声が多数聞こえてきそうではあるのですが、もし知らない方のために一応、ご紹介しておきたいと思います。
簡単に一言で言えば、「除菌アルコールスプレー」です。
基本的には業務用に作られているもので、一般家庭にはそれほど流通していなかったのですが、ここ数年、口コミを中心に(というか、ほぼ口コミのみで)爆発的に流行しているスグレモノなんです!
僕も口コミで、友達に勧められて購入してから2年ほど、下唇を噛む勢いでヘヴィィィユーザーとして使って来たのですが、何が良いってやっぱり、
安心して使えるところ!
なんです。なんせね、食品に吹きかけていいんですから!
キッチンなんかでも活躍しまくりなんです。まな板にシュッ!包丁にシュッ!生ゴミがちょっと臭うなと思ったら、ゴミ箱にシュッ!
お弁当にも一吹きシュッとかけておけば、菌の増殖を防いでくれたりと大活躍してくれるんですね。
と、この辺のところまでは知っている方も多いかもしれませんが、このパストリーゼ77を販売している、ドーバー酒造株式会社さんが、代々木上原にあるって知ってました?
ほらね?
これは富ヶ谷新聞案件だ!と取材を申し込んだところ、快諾していただき、パストリーゼ77の色んな話を伺いに行ってきました!
僕以上のパストリーゼ77のヘヴィィィィィユーザーだというハルちゃんも誘っちゃって、マイボトルを持って記念にパシャリ!聖地巡礼です!
対応してくださったのは、業務統括部の平山次長!「私なんか撮らずにパストリーゼ77を撮ってください」と写真撮影は断られてしまったので、残念ながら文章のみでいかせていただきますが、とても丁寧に、真摯に対応してくださるスーパー素敵なジェントルマンでしたよ!
平山さん
よろしくお願いします。
富ヶ谷新聞&ハルちゃん
よろしくおねがいします!僕ら本当に普段から愛用させていただいておりまして!今日も僕のマイボトル持ってきました!
平山さん
これはこれは。ありがとうございます。確かに最近では、一般の方にもご愛用いただいているようなのですが、実際に直接反響をいただけてとても嬉しいです。
富ヶ谷新聞
いえいえ!そんなそんな!僕らこそお世話になりっぱなしで、感謝をお伝えしたくて来たようなものなんです!
平山さん
なんでも聴いてください。
富ヶ谷新聞
まず、会社名がドーバー洋酒貿易株式会社とありますが、元々は洋酒の輸入販売をする会社だったということですか?
平山さん
おっしゃる通りです。お酒の製造販売となると、やはり酒税という国税に関わる部分なので、免許がなかなかおりないんですよね。洋酒の輸入販売から始めて、やっとのことで免許を取り、自社で工場を作り酒造を始めたという経緯です。
富ヶ谷新聞
やはり洋酒を作ってらっしゃるんですか?
平山さん
基本的にはそうですが、最近では軽井沢の工場で、軽井沢ビールなんていうのも作っていますよ。
ハルちゃん
あ、これ知ってる!飲んだことありますよー!でもこんなに種類があるんですね。
平山さん
ありがとうございます。向かいのファミリーマートさんはたくさん種類をラインナップしてくださってますよ笑
富ヶ谷新聞
パストリーゼ77と軽井沢ビール。つながりませんね!
平山さん
ちょっと脱線しましたが、弊社は、洋酒とは言っても、製菓用の洋酒をメインに扱っているんですね。
富ヶ谷新聞
製菓用!ということは、お菓子作りなんかに使うお酒ということですね?
平山さん
はい。家庭にはなかなか馴染みはないかもしれませんが。熱に強かったり、油に強かったり、アルコールも濃かったりと、パティシエさんの要望に応えながら、約500種類ほどの製菓用の洋酒を製造しています。
富ヶ谷新聞
そういう意味で、製菓用なんですね。その中でパストリーゼ77はどうやって開発されたんですか?
平山さん
開発したというよりは、これもパティシエさんからの要望で出来たものなんです。安心して使える除菌アルコールが欲しいと。お酒を作る免許がありますので、その過程で扱う醸造アルコールを使って、キッチンでも安全に使えるものが作れるなと。
富ヶ谷新聞
醸造アルコールということは、パストリーゼ77は飲めるということですか?
平山さん
飲めますよ。酔っぱらいますけど笑
一般的な除菌アルコールスプレーなどに使われているアルコールは、「飲めないように」処理されているんですね。「飲める」アルコールは免許がないと扱えないので。パストリーゼに使っているのは、サトウキビ由来の高品質なものなので、安心して食品などにも使っていただけます。
富ヶ谷新聞
なるほど!大きな違いですね!77っていうのはやっぱりアルコールの度数なんですよね?なぜ77なんですか?
平山さん
それ以上濃くても、除菌効果、抗菌効果はほとんど変わらないんです。あまり度数が高すぎると危険ですし、効果が一番良く出て、扱いやすくという度数を探して77度になったんです。
富ヶ谷新聞
しかし、77度のアルコールを作るっていうのは、ある種の危険物を取り扱うようなものなんじゃないですか?
平山さん
おっしゃる通りです。消防法によって厳しく条件が決まっているんです。神戸の三田に、その条件を満たした工場を作りまして、そこで製造しています。
ハルちゃん
やっぱりパストリーゼってすごいんだなぁ。あ、高濃度カテキンも入ってるって!
平山さん
そうですね。カテキンは、抗菌効果を持続させる効果があります。後は、あまりうたってはいないのですが、純水を使っているというのも実はポイントだったりするんです。
富ヶ谷新聞
純水というのは、科学の実験なんかで使うあの純水ですか?
平山さん
そうです。お酒を作る上でも純水を扱うのですが、不純物がないので、状態が変わらないんです。常に同等の効果を得られるというのは大事なことなので。後は、掃除などに使ったときに、純水を使っていると水滴後が残らないんです。
富ヶ谷新聞
上手いこと出来てますね!さすが大ヒット商品。納得ですよ!
平山さん
30年前からデザインも中身もほぼ変わらずに作って来ていますが、SNSなどで広めていただいて、現在ではうちのメイン商品の一つになっていますね。
富ヶ谷新聞
30年!!!
そんなに歴史のあるものだったのですね。
平山さん
そうですね。その中で、南極観測隊からの指定採用をいただいたり、台湾でSARSが流行ったときに話題になって多く使っていただいたりと、色々なことがあって今がありますね。
富ヶ谷新聞
そして、僕らの家にもやってきて大活躍してくれていると。いやぁ、面白い話がたくさん聞けました!ありがとうございます平山さん!
平山さん
いえいえ。こんな地域のメディアさんにまでパストリーゼ77を取り上げていただいてとても嬉しく思ってます。富ヶ谷新聞、読ませていただきますね。
これからも、お世話になります!!!