ホテルとホステルの違いって?「休息地点」almond hostel & cafeの安らぎ。

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「人生とは旅であり、旅とは人生である」
と言ってピッチを去ったのは、元サッカー日本代表の中田英寿氏です。
生きるという事は、無数の経験を積み上げていく事。
その人生を濃縮させたようなものが、旅なのだと思います。
ただ、ずっと旅をし続けていく上で「お休み処」は必須です。
代々木八幡駅のそばに、ホステルがあります。
とても惹かれるものがあり、取材させて頂きました。

 

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外にはもう、チェックインをしようとしている外国人のお客様が。
白のタイルの外観は、モダンで清潔感があります。

 


入り口には「coffee」の木の看板。
これを見るだけで、何だかホッとします。

 

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富ヶ谷新聞
こんにちは!

 

今回、取材を受けて下さったのは、スタッフの綱(つな)さんです。
そして綱さんがいらっしゃるまで、あれこれ便宜を図って下さったのが、スタッフのジュンさんです。

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向かって右側がジュンさん、左側が綱さんです。

 

取材の前に、店内を撮影させて頂きました。
お目当てのホステルエリアは、なんと満室。
一部屋のみ、使用直後であれば空いてます!とのことでしたが・・・断念しました。
しかし、それだけ人気なのですね!
公式ウェブサイトでホステル内の画像がありますので、是非ご覧下さい。

 

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シンプルな外観とはうって変わって、インテリアが豊富な温かみのあるカフェエリア。

 

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テーブルのひとつひとつが程良く離れていて、ストレスフリー。
カフェにおいて、テーブルの間隔は重要です。

 

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主に渋谷の地図が置かれていました。

 

さて、突然ですが「ホテル」と「ホステル」の違いをご存知でしょうか。
私は全く知らず、勉強してから取材へ臨みました・・・

「ホテル」
・完全プライベート
・他の宿泊客やスタッフの方々との交流はほぼない
・料金が高い
・アメニティあり(歯ブラシやタオル等)

「ホステル」
・ほぼドミトリー(相部屋)
・他の宿泊客やスタッフの方々との交流が盛ん
・料金が安い
・アメニティなし

大雑把に説明すると、こんな感じです。

 

さて、取材開始です!

富ヶ谷新聞
このホステルとカフェがオープンしたのはいつですか?

綱さん
まず、2017年の9月にホステルがオープンしました。
その頃はカフェエリアはカウンターもなく、広々とした場所だったんです。
今年の1月にカフェがオープンしました。
ホステルはようやく1年経ったところですね。

富ヶ谷新聞
まだ新しいんですね!
当初から今日のように満室になっていたのでしょうか?

綱さん
いえ、敢えて宣伝をしなかったんです。
なので、徐々にお客様が増えていって・・・
今は空きが出来てはすぐ満室、といった感じです。

富ヶ谷新聞
「ホテル」では味わえない「ホステル」ならではの良い事ってありますか?

綱さん
やはり、お客様との距離が近い事ですね。
何度も利用されるお客様はお互いに顔を覚えますし、挨拶もしますよ。

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富ヶ谷新聞
宿泊客の外国人の比率はどれぐらいですか?

綱さん
日に寄りますが・・・大体外国人と日本人半々でしょうか。
国の休日で、その日の宿泊客はオーストラリア人だらけ、という事もあります。

富ヶ谷新聞
案外日本人もホステル使っているんですね!
外国人しか使わないものだと思っていました・・・

綱さん
用途は違いますよね。
外国人はやはり観光で、日本人は仕事の出張で使うようです。
ただ、日本ではまだ「ホステル」の認知度が低いなぁ、とよく思っていて、
「テレビはないんですか?」
「タオルはないんですか?」
と訊かれる事はしばしばあります。
チェックイン時の説明で、「えっ」と驚かれる方もいらっしゃいます。
その点、外国人は本当に旅慣れているというか、ホステルの使い方を解っています。

 

「ホテル」では部屋一室がプライベート空間ですが、
「ホステル」ではベッドの上がプライベート空間で、他は共用部分になります。
日本で宿泊、と言えば「ホテル」なので、「ホステル」という選択肢があることも知っておきたいです。

 

富ヶ谷新聞
さて、続きましてはカフェです。
コーヒーはどんな豆を使っているんですか?

綱さん
オーナーの知り合いのロースターに「almond ブレンド」を特注していて、それを使っています。
浅煎りで、ミルクを入れてもエスプレッソが感じられるテイストです。
飲みやすさを重視しています。

富ヶ谷新聞
一番売れているメニューは?

綱さん
カフェラテですね。
あと、アーモンドミルクを使ったアーモンドラテがオススメです。
アーモンドから採れるアーモンドミルクは豆乳に似ていて、カロリーが低くヘルシーなんです。

 

・・・実は牛乳が苦手な私。
ホステルの名を冠した飲み物にトライすべきでしたが・・・
ごめんなさい。

というわけで、やはり大好きなアイスのアメリカーノをオーダーしました。
なお、カフェのみのご利用可能です!
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たっぷりシロップを入れて、いただきます!

まろやかな酸味で、とてもスッキリした味!
私は酸味が強いコーヒーが苦手ですが、この酸味は気になりません。
全体的に丸く優しい味わいで、キレ味すら柔和です。
お、美味しいっ・・・

 

カウンター席に座り、一通りメモをまとめ、ひと息つきました。
すると、大きめの窓から外を行き交う人々が見えます。
まるでオープンテラスに座っている感覚です。
美味しいコーヒーを飲みながら、ぼんやり外を眺める。
日常の何もかもを忘れて、非常にリラックスしている私がいました。
それはまるで”僅かな非日常”へのtripでした。
こちらのカフェをご利用の際は、窓際に座る事を強くオススメします。

 

取材の間、撮影の間、ぼんやりしている間、
外国人や日本人が、私のそばを過ぎていきました。
彼らには彼らの「旅」があり、私には私の「旅」があります。
それらが、この落ち着く穏やかな場所で交差することがあったとすれば、
なんと素敵な事でしょうか。

綱さん、お忙しい中、本当にありがとうございました!

良き旅路を!
そして良きコーヒーを!

 

almond hostel & cafe
住所 東京都渋谷区元代々木町1−7
TEL 03-6407-9739
アクセス 代々木八幡駅徒歩1分
営業時間
カフェ – 9:00~23:00
レセプション – 9:00~25:00
定休日 年中無休
ウェブサイト https://almondhostelandcafe.tokyo

取材/撮影/文:寺脇千草

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