今治タオル
上質な肌触りと、ふわふわな感触。洗っても質が落ちない。そんなイメージをなんとなく持っていました。
と言うのも、実際に自分の家用に今治タオルを買ったことがなく、世間一般のブランドイメージや、いただきものを使っての実感でそう思っていたのです。本当なんとなくぼんやりとそのブランド力を信じ込んでいました。
今回、富ヶ谷新聞のFacebookへ、取材してみませんか?と投稿をいただいた今治タオルのお店「fil+usine」(フィルユージーヌ:フランス語で糸の工場という意味)さんへ伺って、何をもってして「今治タオル」と呼ぶのか?なんて話を含め取材してきましたよ!
お話を聞かせてくれたのは、fil+usineのTOKYOエリアマネージャーの矢嶋さん。
矢嶋さん
私の写真も撮るんですか?え?え?ちょっと。
えい。撮っちゃえ。パシャリ。
富ヶ谷新聞
どんどん撮っちゃうので、慣れてくださいね。まず最初に、今治タオルの定義を教えてもらえますか?そもそも今治タオルってどんなタオルなんですか?
矢嶋さん
あ、はい。もちろん愛媛県の今治で作られたタオルのことなんですが、このタグが付いたものを「今治タオル」と呼びます。
富ヶ谷新聞
ん?タグですか?
矢嶋さん
はい。四国タオル工業組合という組合が品質を認めたタオルだけに付与されるんです。
富ヶ谷新聞
え?それだけ?使ってる糸が~とか、織り方が~とか、ふわふわ具合が~とかではないんですね?
矢嶋さん
そうですね。今治には100以上のタオル工場があって、それぞれの工場が色々なタオルを作っています。その中でも「今治タオル」と呼ばれるものは、組合の検定を通ったものだけになります。もちろん未洗濯の状態で5秒以内に水に沈むか?といったテストなど、厳しい条件をクリアすることになるので、吸水性が高かったり、洗濯しても劣化が少なかったりと言った共通した特性もあります。
富ヶ谷新聞
なるほど。初めて知りました!とにかく、厳しいテストをクリアした高品質なタオルだってことですね!
帰宅後、タオルの棚を見てみると、数年前にいただいて、未だ一軍で使っている今治タオルにも付いてました!このタグ!全然意識してなかった笑
富ヶ谷新聞
色々並んでいるタオルたちですが、この中でも人気の商品とかってどのあたりになるんですか?
矢嶋さん
色々ですかねぇ。
富ヶ谷新聞
ん?色々?
矢嶋さん
あ、IRO+IROというラインナップなんですが、近藤紡績所さんと糸から共同開発して作ったタオルなんです。
矢嶋さん
柔らかくて、吸水性もとても良いんですが、色がキレイじゃないですか?
富ヶ谷新聞
うんうん。本当鮮やかな色ですね。ウキウキしちゃう。あんまりこういうパステルな色は見たことないような気がします。
矢嶋さん
最近は、タオルを棚に仕舞うのではなく、インテリアとして色を揃えて飾るような、見せる収納をされる方も増えてまして。そういった方の要望に応えるために、色にもこだわったんです。
写真で伝わるか難しいところですが、この「白」を出すのも難しいのだそう。糸を作る段階から関わって開発しているからこそのものなんですね。
お店の外からでも目を引くIRO+IROタオルの棚。実は前から気になってました。
富ヶ谷新聞
矢嶋さんもやっぱりIRO+IROを使ってるんですか?
矢嶋さん
私はもうちょっと硬い方が好きなんです。こちらのタオルを家では使ってますね。
富ヶ谷新聞
ああそうか。ふわふわこそ正義と思ってたけど、そういう好みもあるよね。ってか、確かに柔らかさはIRO+IROの方がすごいけど、こっちのタオルも肌触りはすごく気持ちい!
矢嶋さん
ですよね。私はこの肌触りが好きなんです。
富ヶ谷新聞
良いですねぇ!その溢れ出す「好き」!そもそも矢嶋さんはタオルが好きでこのお仕事に就いたんですか?
矢嶋さん
いや、全然!
そんなハッキリ言わなくても。。。
矢嶋さん
もちろんこの会社に入ってからは今治の工場へも研修に行きましたし、色々タオルについても勉強して、今ではタオル大好きですよ!
富ヶ谷新聞
うん。もう大丈夫だよ。大丈夫。
矢嶋さん
あ、こちらのラインも人気なので是非紹介してください!
このお店を富ヶ谷新聞さんにご紹介してくれたデザイナーさんのいるデザイン会社さんとのコラボラインなんですが、NOANOAっていう架空の森に住む架空の動物たちをあしらってあるんです。生地はガーゼ生地なんですが、3重になっていて、これも触り心地気持ちいいですよ。
富ヶ谷新聞
女の子が好きそうな雰囲気ですね。かわいい!
矢嶋さん
素敵ですよね。可愛いけどシンプルで、ちょっとしたプレゼントにもいいと思います。ハンカチとフェイスタオルをご用意しています。
富ヶ谷新聞
いいですねぇ。ハンカチで500円、フェイスタオルで1,000円っていうお値段も、気軽なプレゼントとしてちょうどいい感じですね。
矢嶋さん
あとはタオルケットなんかも好評いだたいてますね。
富ヶ谷新聞
今治タオルのタオルケット!!!
今治タオルに包まれて眠るなんて夢見たい!
矢嶋さん
すごく気持ちいいですよ。お値段も10,000円くらいで、ブランド品などよりもお安いと思いますし。
富ヶ谷新聞
これはほしいなぁ。誰かくれないかなぁ。。誰か。。。
矢嶋さん
うふふ。。この左側のものは吸湿性もよくて、速乾性にも優れているピマコットンという綿を使ったガーゼ素材のもので、ガーゼを4重に重ねているのですが、
柄の止め部分を少なくすることで、空気を含ませて、よりふんわりしっとり柔らかく優しい肌触りになってるんです。
富ヶ谷新聞
聞いてるだけで気持ちがいいもんね!
矢嶋さん
同じ生地で、赤ちゃんのスリーパーだったりスタイだったりもご用意がありますよ。
富ヶ谷新聞
矢嶋さん、僕5月に娘が産まれるんでコレ買いにきますね!絶対!スリーパー欲しかった!
矢嶋さん
おめでとうございます!これおすすめですよ。お風呂上がりとか気持ちがいいと思います。
富ヶ谷新聞
楽しみだなぁ。どんな顔するんだろ?うふふ。。
お肌ヨワヨワの赤ちゃんにも優しいベビー用品のラインも充実しているfil+usineさん。
抱っこ紐に巻きつけるタオル。赤ちゃんのよだれを吹いたり、結構便利なんですって。その他にも、オーガニックコットンを使った商品や、オーガニックパイルを使った商品も揃っているのは嬉しいところですね。
上質なタオルっていくらあっても困りませんよね?
ね?
どしどしプレゼント待ってますよー!
愛媛は今治と富ヶ谷をつなぐタオル屋さん。ご自宅用はもちろん、プレゼントにもいかがでしょうか?喜ばれると思いますよ!僕は喜びます!
fil+unine
東京都渋谷区富ヶ谷1丁目2-1
TEL : 03-6407-9015
営業時間 : 11:00~19:00
HP : http://www.fil-usine.com/
取材/撮影/文 : 八木