憧れのBEAMSの店員さんになれる!?キッズのお仕事体験@こどもビームスに密着!

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富ヶ谷からも近い、代官山にあるビームスの子ども服専門店『こどもビームス』をご存じですか?今回は、『こどもビームス』で渋谷区内にあるフリースクール『みんなのプロジェクト学校』の生徒さんがお仕事体験をするとの情報を入手!キッズたちがビームスの店員として、5つのミッションにチャレンジする様子をレポートします!

渋谷区内にあるフリースクール『みんなのプロジェクト学校』から4名のキッズが参加

『みんなのプロジェクト学校』とは、学校に行きたくても行けない子どもたちのためのフリースクール。子どもが自ら考え行動し、多くの人に出会い、自信を取り戻す場所です。今回参加したのは、年齢の違う4名の小学生の生徒さんたち。みんな朝から元気で、和気あいあいとした雰囲気で『こどもビームス』でのお仕事体験がスタートしました!

まず最初は、『こどもビームス』のスタッフ、叶多美柚(カノウダ ミユ)さんからの始まりの挨拶でスタート。子どもたちとコミュニケーションを取りながら、少しずつ打ち解けていきます。

叶多さん:
ビームスでの販売のお仕事には、どんなお仕事があるか知っていますか?

子どもたち:
宣伝!」「接客!」「デザイン!」「作る人!」「入荷!

子どもたちが次々と元気に答えます。”入荷”なんていうお仕事も知っているんですね!みんな物知り!

叶多さん:
そう、ビームスは服に関することを全部やっています。今日は、その中の販売のお仕事をやっていこうと思います。

今日の予定は、最初にご挨拶、お洋服のおたたみ、レジカウンターに入って服をたたんで袋に入れるお仕事。その時に、タイミングよくお客さんが来たら実際に商品をお渡ししてください。最後はマネキンを使って、かわいくおしゃれに自由にコーディネートしてお友達を作ってください!

今日子どもたちがチャレンジするお仕事の内容が発表されると、みんなワクワクしてきたのか、目をキラキラさせて真剣に叶多さんのお話を聞いていました。

ミッション1:ビームスってどんな会社?会社を知ろう!

いよいよ本格始動!実務の前に、ビームスってどんな会社なのかを学びます。まるで新入社員の研修のようです。会社のことを教えてくれるのは、今回のお仕事体験の見学にお声がけしてくださった株式会社ビームス 経営企画本部 サステナビリティ推進部の本間征東(ホンマ マサト)さん。

本間さん:
おはようございます。まず最初に、株式会社ビームスの紹介をします。その前に私の自己紹介をします。私の名前はほんままさとと申します。小学校1年生から中学2年生まで、みなさんのスクールがある同じ渋谷区内の渋谷区立神宮前小学校を卒業しました。趣味はサーフィンで、好きな食べ物は焼肉です。

本間さん:
次に会社についてお話します。みなさんはこの地球儀のマークを見たことはありますか?

本間さんの問いかけに、ひとりの子どもが「ある!」と答えました。どこか街の中を歩いていた時に見たのか、なんとなくうろ覚えで印象に残っていた様子。

本間さん:
この地球儀は、私が働いているビームスという会社のシンボルマークになります。ビームスという会社は、Tシャツ、ズボン、スカート、帽子や雑貨などを作っている会社です。みんな、野球チームのヤクルトスワローズを知っていますか?

本間さんが聞くと、子どもたちが手を上げます。

本間さん:
すごい!みんな知ってるね!2006年から2012年にかけて、神宮球場がホームのヤクルトスワローズのユニフォームのデザインをビームスが担当しました。

他にも渋谷区内のデザインでは、区役所の職員さんのユニフォームのデザインも担当しています。カンコー学生服という制服を作っている会社と協力して中学校や高校の制服のデザインも担当しており、現在約30校のデザインを担当しています。

デザインでは、車を作っている日産という会社がデザインした6種類の車の一部に、これまたビームスがデザインを加えました。

本間さん:
みんな、ハローキティを知っているよね?昨年2024年がハローキティが誕生して50年の年でした。

子どもたち:
50歳なの!?

子どもたち、めっちゃ驚いていました。

本間さん:
50周年を記念して、ビームスがハローキティの洋服やバッグなどをデザインしました。

子ども:
ハローキティって世界で売上2位らしいですよ!

本間さん:
すごいね、よく知っているね!あと、みんなポケモン知ってる?みんなが大好きなポケモンとも何度も一緒に協力して、ビームスがポケモンの商品を作っています。」

ビームスって、こんなにいろいろなデザインを手掛けていたんですね。これは知りませんでした!子どもたちも興味津々!

本間さん:
そんないろいろなデザインをしているビームスのお店は、日本に約150店舗、海外には約20店舗あります。みんなが通う、『みんなのプロジェクト学校』のある渋谷区のお店を紹介します。

大人の女性のかっこよくておしゃれな服がたくさん売っている『ビームスウィメン原宿』、音楽を聞くCDやレコードを販売している『ビームスレコーズ』では、お店の中で音楽も聴けます。みんなのお父さんが会社に行く時に着るスーツやカバン、靴などが売っている『ビームスF』、あとはおしゃれでかっこいいTシャツがクルクル店内で回っているTシャツ専門店『ビームスT原宿』などがあります。

ビームスの第1号店である『ビームス原宿』は、来年の50周年に向けて現在工事中のため、期間限定店舗として営業しています。みんなが着る子ども服は、今みんながいるここ、『こどもビームス』で販売されています。かわいくてかっこいいお洋服がたくさん置いてあります。

ビームスといっても、いろんなビームスがあるんですね。子どもたちも本間さんのお話を聞いて、より一層興味が湧いたようで、業務に向けてモチベーションが上がってきた様子!

ミッション2:お洋服の販売の基本を学ぼう!

立ってたたむのって難しい!
ちょっとコツをつかんできたかも!?

会社についての理解が深まったところで、次はいよいよ販売のお仕事デビュー!まずは基本の挨拶、商品整理、洋服をたたむことから教わっていきます。お仕事を教えてくれるのは、ビジュアルマーチャンダイジングを担当する戸田果菜(トダ カナ)さん。商品を魅力的に見せるプロである戸田さんに、商品をきれいに整えることの大切さと、服のたたみ方を教わりました。

服のたたみで今回チャレンジングだったのが、立ってたたむこと。ママのお手伝いで洗濯物をたたんだこともある子もいたと思いますが、立ってたたむのは初めてだったのではないでしょうか?これぞプロへの第一歩!いざ実践!

戸田さん:
今からお洋服を渡します。お洋服をたたんだことはあるけど、立ちながらはなかなかないですよね。まずは、お洋服を開きます。前側をお腹に当てます。次はお袖を折っていきましょう…!

みんな真剣に戸田さんの手の動きを見ながら一生懸命真似しています。難しそう!でもみんな初めてなのに、意外と手際がイイ!戸田さんも、ゆっくり丁寧に手順をひとつずつ見せながら教えています。理想的な職場の先輩!

戸田さん:
完成!お店の人は、こうやって立ちながらおたたみをしたりして、お客様がいらっしゃらない時はお店をきれいに整えています。お客様がいらしゃったら、大きい声でいらっしゃいませ!といいましょう。お客様がお帰りになる時は何ていうかわかるかな?

子どもたち:
ありがとうございました!

戸田さん:
そう、正解!お客様がお帰りになる時は、お客様の目を見て、笑顔でありがとうございました。といいます。とっても上手にできました!ありがとうございました!

ここから子どもたちは、しばし店内をパトロール。乱れている服があればきれいに整え、習った通りに服をたたむなど、自主的に動いて業務をこなしていきます。お客様が来れば、大きな声で挨拶をしていました。

それぞれが自由に店内を歩いている時、ひときわにぎやかな声が聞こえました!なんと、2人の子どもたちにスタッフが年収を聞かれていました(笑)。

子どもたち:
ねえ、いくら?470万?520万?

スタッフもたじたじ!なんとか話題を変えようと、スタッフのひとりが好きなことや将来やってみたい仕事などを聞いていました。ひとりの男の子は釣りが好きなのだそう!

男の子:
釣りは好きだけど、将来性なくない?いろんな仕事をAIに任せられるし、デザイナーだってAIがやってくれるよね?

なかなか現実的!!!すかさずストアマネージャーの玉野晴美(タマノ ハルミ)さんが男の子にアドバイス。

玉野さん:
AIの仕事に、人間がちょっと手を加えるともっとよくなるかもしれないよ。

男の子:
それってカンペですか?その返答!

子どもたちの鋭いツッコミにスタッフ一同大爆笑。なごやかな雰囲気に包まれていました。小学生ながら、いろんなことを知っていて将来性を感じます!お仕事体験を通じて、お店の人と広くコミュニケーションが取れるのも貴重な経験であり、思い出になることでしょう。

ミッション3:レジでの接客にチャレンジ!

店内パトロールを終えた子どもたちに、スタッフの叶多さんが集合をかけます。いよいよみんなが楽しみにしていたレジでのお仕事です。

叶多さん:
次はレジの中に入って、袋に商品を詰めるレジのお助けマンをやってもらいます。もしかしたら、今お店にいるお客様がお会計になった時に、タイミングよく接客ができるかもしれません。

お仕事体験は営業中に行われていたため、当然お客様も訪れます。この日は平日の午前中でしたが、海外からのお客様が多かった印象です。

「もしかして仕込んでる?お客さんが都合よーーく現れるんでしょう?」
「すごい楽しい!しあわせ!レジの中に入れるなんて、泣きそう!」

子どもたちも、それぞれがさまざまな反応を見せています。レジのお仕事をワクワクしながらテンション高めに待っていたのは、今回唯一の女の子であるかのんちゃん。かのんちゃんの純粋な言葉と笑顔に、その場にいた大人全員がきゅんきゅんしていました。

そうこうしているうちに、レジのお姉さん北上 都(キタカミ ミヤコ)さんからレジ回りのお仕事のレクチャーが始まりました。

丁寧に包むコツを教えてもらっています。
ママに商品のお渡しの練習!

北上さん:
お客様がお洋服を買う時に、ここのレジでお会計をします。その前に、このお洋服を持って帰ってもらうために、こういう布っぽい袋(不織布)に入れてお渡しします。なんでかというと、お洋服を帰り道でどこかに引っかけてしまったり、汚さずにちゃんとおうちに持ち帰ってもらうためです。さらに、オレンジ色のビームスの紙袋に入れてお渡しします。

北上さん:
これがさっきみんながたたんでくれたTシャツです。これはどのサイズの袋に入れたらちょうどいいでしょう?

かのんちゃん:
このサイズかな?

お洋服の大きさに合わせて不織布を選び、丁寧に包んでいきます。子どもたちは真剣な眼差しで、迷いながら悩みながら服に合う不織布を探し、探り探りでチャレンジ。

お仕事の先輩である北上さんには、上手に商品を包むコツを教えてもらいました。

北上さん:
上手に袋に入れるコツは、開けた時にきれいに入っていることを想像すること。どうすればきれいなまま持ち帰れるか、想像しながらやってみましょう。

ちょっとしたテクニックや意識の持ち方の大切さを学んでいきます。紙袋に入れた後のテープの貼り方など、お客様にお渡しできる状態にすべく、どんどん仕上げていきます。

と、その時に、レジにお買い上げのお客様登場!(やらせではありません!笑)先輩に「必ず両手で紙袋を持って、お客様の目を見てありがとうございましたといいながら渡しましょう。」と教わりながら、上手にお渡しできました!ミッションコンプリート!

ミッション4:コーディネートのセンスを磨こう!

レジでの業務もこなせるようになったところで、次はみんなが一番楽しみにしていたマネキンのコーディネート。マネキンを使って着せ替えができちゃうお仕事です。

裸の状態のトルソー(上半身のマネキン)に、上下の服、帽子などの小物を選んで、近くのスタッフに着せてもらいます。みんなの個性とセンスが光ります!

お店のスタッフと相談しながら真剣に選びます!
アドバイスをもらいながら自分で考えてチョイス!

みんな、小物や細部までこだわり抜いて、とってもおしゃれなコーディネートを完成させていました!小物使いが本当に上手で、すばらしいセンス!

ミッション5:先輩に販売のお仕事の魅力・やりがいを聞いてみよう!

お仕事体験の最後のプログラムでは、経験豊富な先輩、石川 晶(イシカワ アキ:以下あき先生)さんに、お仕事の魅力ややりがいを詳しくお話していただきました。長くビームスで働いてきた先輩のさまざまな経験談は、子どもたちにビームスで働くことの魅力ややりがいを伝えるだけでなく、大人にとっても学びのあるお話でした。

あき先生:
あき先生です。よろしくお願いいたします。今は『こどもビームス』で働いていますが、最初は1998年にビームスに入りました。今から何年前でしょう?

あき先生が子どもたちに質問すると、「27年前!」と即答した子がいました!計算が早い!あき先生は、27年間のビームスでの勤務の中でさまざまな経験をし、楽しいことがたくさんあったと語ります。なかでも一番印象に残っているという2つのエピソードをお話してくださいました。

1つ目は、ビームスへの入社エピソード。あき先生のビームスでのキャリアのスタートは、学生の頃のアルバイトでした。1年が過ぎ、この会社で頑張っていこうと決心し、社員になるべく応募するも採用には至らなかったのだそう。

あき先生:
そこで、何が足りなかったかを考えて、一度東京を離れて福岡のビームスで2年間働きました。福岡では新しい経験をたくさん積むことができ、再び東京で社員試験を受けたんです。2度目はさまざまな経験を積んだことが評価され、採用されました。

2つ目は、あき先生が入社後にチャレンジした新たな試みの話でした。

あき先生:
販売の仕事をしているなかで、ビームスには何が足りないのかなって考えた時に、マタニティウェアがないなって思ったんです。マタニティウェアってわかりますか?お腹に赤ちゃんがいる時にお母さんが着る服です。

みんな真剣に聞いています。

あき先生:
そこでマタニティウェアをやろう!と考えて、社長に伝えたら、やってみよう!ということになって、ビームスでマタニティブランドを作ることになりました。あき先生は妊婦さんじゃなかったので、作るのがとても大変でした。デザインもブランドの名前も考えて、とにかくたくさんやらなければならないことがありました。

ビームスの他のみんなと協力して、大変だったけど完成した時はとてもうれしかったことを覚えています。新しいものを作るのは大変だけど、刺激的で楽しく、とてもよい経験ができました。人気が出てきてお客様によろこんでもらえるようになったこともうれしかったです。

記念撮影の前に最後のチェック!
記念にパシャリ!

あき先生がいろんなことにチャレンジし、さまざまな経験を通じていろんな思いを抱いてきたように、子どもたちにとっても印象深く貴重な体験になったのではないでしょうか。マネキンのコーディネートができあがった時のうれしさ、スタッフのみんなにほめてもらえたこと、お客様がよろこんでくれたこと、いろんな成功体験があったと思います。やりたいことをあきらめずに続けることの大切さを学んだことでしょう。

あき先生:
一生懸命いろんな新しいことにチャレンジすることで、今まで自分ができなかったことが実現する時が来ます。これからいろんなことにチャレンジして、将来自分に合った仕事を見つけてほしいなと思います。聞いていただいてありがとうございます。

ビームスでのお仕事体験を終えて、今日1日どうだった?

あき先生のお話を聞いて、みんな夢ややりたいことを叶えたい思いが強くなった様子。最後に、質疑応答を交えつつ、ビームスでのお仕事体験の感想をみんなで共有しました。

「洋服屋さんは大人っぽい場所のイメージがあったけど、私たちが着られるかわいいお洋服があるのを知りました」

「年収知りたかったなー。」

「デザイナーになるのに何年かかりますか?」

「どういうきっかけでビームスに入りましたか?」

「小物を選ぶのが楽しかった。」

「いつもはマネキンは見る側だけど、自分が作る側になって人に見てもらえるのが楽しかったです。」

「自分はレジの袋に入れるのをどうやって入れてるんだろうって気になっていたから経験できてよかった!」

いろんな質問や感想が次々と子どもたちからあふれ出てきます。それだけ、今日の体験が刺激的で好奇心をくすぐる内容だったのでしょう。

なかでもかのんちゃんは、元々ファッションが好きでデザインにも興味があるそうで、自分のデザインのスケッチブックを見せてくれました。あまりに上手で一同感動!テレビで見たものを取り入れたりしながら、自分でデザインを考えて描いているのだそうです。すばらしいですよね!

かのんちゃん:
服を選んだり、たたんだり、お客様とお話したりとか、普通ならあまり体験できないお洋服のお仕事を体験できて楽しかったです。

今日の経験を活かして、夢を叶えてほしいですね。

叶多さん:
今日はありがとうございました。みんなに出会えて楽しい時間でした!お買い物しなくても、また遊びに来たり、お話しに来てね!

お仕事体験だけじゃないビームスの取り組み

左から玉野さん、本間さん、石川さん

子どもたちのお仕事体験を終えて、本間さんと『こどもビームス』のストアマネージャーである玉野晴美さんに少しお話を聞かせていただきました。

富ヶ谷新聞:
今回のお仕事体験を開催するにあたり、何かきっかけがあったのでしょうか?

本間さん:
僕は、『みんなのプロジェクト学校』の代表理事である中原真理さんと知り合ったことですかね。

玉野さん:
こどもビームスでは、実は『ワクワクお仕事体験』というのを月に1~2回開催しているんです。普段はもっと小さい子向けなので、ちょっとしたワークショップを入れたり、もう少し遊び感覚でできるようなイベントになっています。

富ヶ谷新聞:
そうだったんですね!今回だけの特別なイベントだと勝手に思っていました(笑)。

玉野さん:
今日は平日ですが、普段は土日で開催しています。元々月1回くらいで近隣に住む子どもたちを対象に、平日学校から帰ってきた後に遊べる場所としてやれたらいいなと思っていたんです。でも実際はみなさん習い事などで忙しいようで、週末の方が需要があったので土日の開催になりました。

富ヶ谷新聞:
誰でも参加できるんですか?

玉野さん:
はい。インスタで告知して、定員になり次第締め切りますが、すぐに埋まるほど人気です。

玉野さん:
実は『ワクワクお仕事体験』以外にもさまざまなイベントを開催しています。パパママに向けた編み物教室や、『boba』という抱っこ紐ブランドとのコラボイベントなども開催しています。

富ヶ谷新聞:
いろんなイベントを開催されているんですね!今日は『こどもビームス』からの企画ではなく、別部署の本間さんのつながりで実現したスペシャル版だったわけですね。

本間さん:
僕自身は、以前から支援が必要な方や社会的に課題を抱えた方などを対象にしたリアルな職場体験会をやりたいと考えていたんです。そういうことを考えるようになったきっかけが、僕が所属するサステナビリティ推進部が主導で開催している無償の衣類提供会です。

経済的に困窮しているひとり親世帯を対象にした無償の衣類提供会を実施しているんですけど、NPOなどを経由して弊社の不要品などを提供するようなイベントではないんです。ちゃんと会場をビームスとして作り上げて、什器も常駐スタッフも入れて開催しています。

今年は実践女子大学に場所を提供してもらって開催しました。グッドネーバーズジャパンというひとり親世帯を支援している団体に登録している方のみが来れるイベントで、きちんとビームスのスタッフが接客して、その人が本当にほしいものを提供しています。」

ひとり親世帯を対象にした衣類提供会の様子
無償とは思えないディスプレイ!まるでお店のようです!

本間さん:
2023年から始まって、今年はアバハウスインターナショナルさんとノーリーズさんにもお声がけさせていただいて一緒に開催しました。ここに来る人たちは本当に自分の服を買う余裕がないんです。グッドネーバーズジャパンへの登録も、一定の年収以下という条件で、さらに行政からの証書がないと登録できません。そういった方々が来場するのですが、みなさんに心から感謝していただいて、何かもっと社会的な課題を解決するお手伝いができないかなと考えていました。

そんな時に、去年中原さんと知り合う機会があり、初めてフリースクールのことを知ったんです。僕はあまりフリースクールのことを知らなかったのですが、中原さんからいろいろお話を聞いて、フリースクールの子を対象に職場体験会をやりたいと思ったんですよね。そこから、上司や同僚に説明して背中を押してもらって実現しました。

富ヶ谷新聞:
そういう経緯があったのですね。今日参加した子どもたちにとって、すごく刺激的で楽しみながらも学びの多い時間だったと思います!私もいろんなことを知ることができました!本日はありがとうございました!

お仕事体験以外にも、ビームスがさまざまな社会に貢献する取り組みをしていることを知って、私にとっても学びの多い時間でした。富ヶ谷・上原エリアにお住まいの方にとって、代官山は比較的行きやすい場所だと思います。ぜひ『こどもビームス』のインスタをチェックして、イベントに参加してみてくださいね。

こどもビームス公式Instagram(イベント情報などを発信しています!)

みんなのプロジェクト学校公式サイト

取材/文:hazuki

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