“美味しいと優しいは一つになれる!”究極の体に優しいスイーツ!「グルテンフリースイーツ専門店NachuRa」

シェア・送る

ダイエット中だけどどうしてもお菓子が食べたい、小麦アレルギーがあるからケーキを食べたくても我慢しなくちゃ。。そんな悩みをお持ちの皆さんに朗報です!

2024年6月1日にグルテンフリー専門店NachuRa(ナチュラ)さんがオープンしました!

ウッディーな外観と、素材の一つ一つにこだわった優しくておいしいお菓子があふれる店内。

今回は、“グルテンフリー”のお菓子の魅力をパティシエの羽佐田 雄飛(はさだ ゆうひ)さんに取材させていただきました!

店名「NachuRa」を選んだ理由

富ヶ谷新聞
まず気になったのが、店名はナチュラル(natural)から?

羽佐田さん
そうですね。もちろんナチュラルからも取っているのですが、その意味合いとしてはお客様も自分自身が自然体で居られるようにというところと、よりお菓子も自然体に!というところで。お菓子自体が嗜好品というか、お客様に特別感があるようなタイミングで購入される方が多いので、そこは自然体でいた方がいいよね、という思いでNachuRaと名付けました。NとRが大文字なのもバランスが良いし、他と違って可愛いかなという思いでこの文字にしました。

文字にも遊び心があって、他とは被らない個性があって素敵!

NachuRaのチュはtuを使わずあえて“chu”にしたそう。可愛い〜!♪

店舗外観です。雰囲気ある!

「グルテンフリー」を選択した理由とは

富ヶ谷新聞
グルテンフリーを選んだきっかけを教えてください。

羽佐田さん
僕自身は、パティシエの世界に18歳の時に入りました。10年くらいフランス菓子を中心に色々なお店を渡り歩く中で、小麦アレルギーやグルテンフリー、ヴィーガンを求めるお客さまの声にお応えできないことが多く、自分が独立するときはそっちの方面でやりたいなと思ってました。

広島等でフランス菓子店を渡り歩いてきたという羽佐田さん。お客さまの多様な要望に応えられず、その度に心苦しかったそうです。

羽佐田さん
独立して、イチからグルテンフリーってところを勉強し直しました。グルテンフリーやヴィーガンのお菓子は普通のお菓子とは作り方も違ったりとか、焼くタイミングを間違えるとカサカサになったり。グルテンフリー=カサカサ、ボロボロになるというイメージが付いてませんか?

富ヶ谷新聞
うんうん(うなずく)

羽佐田さん
フランス菓子の名店で働かせていただきながら、グルテンフリーでも “フランス菓子に劣らない味を出したい“という思いが強くなって。自分だったらパサパサにならないグルテンフリーのお菓子をきっと作れると確信しました。

富ヶ谷新聞
どのように開発を?

羽佐田さん
ベースは自分が今まで学んできたフランス菓子を使って自己流で色々と改善しながら、『こうなるとパサパサになる』、『こっちのレシピだと一般的なお菓子の味に近づけたな』等の発見をしていく、試作の積み重ねです!もちろんこれからも追求していきます。

“グルテンフリーと言われなきゃ分からない、そんなお菓子を作る”と豪語する羽佐田さん。お店で出しているお菓子は日々研鑽していく中で100%美味しいと自信を持って言えるこだわりの一品。

店内の様子。普段はカフェとしても営業していて、満席になってしまうことも。

お店に入ると魅力的なお菓子がいっぱいで、どれを食べようか迷っちゃう。。

そんなわけで、羽佐田さんにおすすめの商品を聞いてみました!

富ヶ谷新聞
1番のおすすめは?

羽佐田さん
当店としては、ぜひクッキーを皆さんに召し上がっていただきたい。あとは、チーズケーキとピスタチオシュークリームも人気ですよ。今日もありがたいことに完売してしまって。マフィンも人気商品の1つです。

リッチショコラをいただきました!口の中に広がるカカオの風味と優しい甘さが美味しすぎる!!
各種ケーキやシュークリームを店内でイートインできます♪取材時(夕方)はほぼ売り切れていました!
満タン時の写真を後日入手。美味しそう〜♪17時の閉店時にはほぼなくなっちゃうよ〜〜。急げ〜!

人気のチーズケーキは1ピース600円、ピスタチオシュークリームは650円になります♪お取り置きも可能とのこと!

試作を重ね、商品を出せるようになるまで3ヶ月から半年ほどかかるとの事。日々研究と試作を重ねている羽佐田さん。クッキーの種類も少しずつ増え、最近ではオリジナルブレンドのコーヒー味のクッキーも出たそうです♪

素材にも強いこだわりが。

小麦の代わりに米粉を中心に使用し、主に卵や牛乳等の乳製品は北海道から仕入れているそう。

特に卵は数%しか存在しない、日本生まれ日本育ちの「純国産」の卵を使用!さらに、白砂糖の代わりに「甜菜(てんさい)糖」を使用することで、甜菜糖が持つ香りを活かしつつ、優しい甘さを持つお菓子を提供。

これぞ、究極の「体に優しいスイーツ

“美味しいと優しいは一つになれる”この言葉に込めた想い

美味しいと優しいは一つになれる。

この言葉は、去年のクリスマスケーキを販売する際につけたキャッチコピーなんだそう。なぜこのキャッチコピーにしたのか、この言葉に込めた羽佐田さんの想いをお聞きしました。

羽佐田さん
白砂糖を使ったものを食べると、体の中でギュッと吸収されて血管が急に膨らんでしまうので、血圧が上がってしまうこともあるのですが、うちのは白砂糖を使わないお菓子なので吸収が穏やかというメリットもあるので、高血圧の方にも安心して食べていただけます。

お客さんの中には海外の方も多く、わざわざお店を探して遠方から訪れてくださる方も。

ヴィーガンのお菓子もあります♪

羽佐田さん
“グルテンフリーって体に優しいけど、美味しくない”ってイメージを持たれている方が多いんですけど、グルテンフリーでも普通のお菓子と変わらない美味しさがあるよ、と伝えたい。グルテンフリーというだけで敬遠しないでくれたら嬉しいなと思います。

実際にショコラクッキーを食べてみると、素材の香りと甜菜糖の甘さがちょうどいいバランスで、ボロボロにこぼれてしまうことも無く言われないとグルテンフリーとは気付かない。ペロリと平らげてしまいましたw

取材時、売り切れで食べられなかったピスタチオシュークリームがすっごく気になる〜、次は早朝を狙うぞ〜!

さらに!レジの片隅に気になるものを発見!

ぺ、ペットスイーツだー!?

お菓子屋さんでペットスイーツをあまり見たことの無い私は衝撃を受けました!

ということでこんな質問を♪

富ヶ谷新聞
先程お菓子を見ていたらペットスイーツを見つけました!ぜひペットスイーツを作ろうと思ったきっかけを教えてください!

羽佐田さん
元々ペットスイーツに興味はあったのですが、実際に作ろうと思ったきっかけは、お客様の声からです!僕自身はペットを飼っていないのですが、お客様の中でペットスイーツを欲する声があって。じゃあ、ちょっと作ってみようかな?と思ったのがきっかけです。ペットスイーツも色々なドックフードやキャットフードを買ってきて、実物を確かめながら実際に試作をワンちゃんやネコちゃんに食べてもらって、試行錯誤しながら作りました。人間みたいに塩や砂糖はいらないので、そこらへんもしっかり調整してます。ベースはマグロの削り節を使っているので、ネコちゃんも食べられるのですがこぼしてしまうことが多かったので、一応犬用ということにしています。

ペットスイーツを開発することはさらに難しかったそう。米粉を中心に使用して作られているそうなので、小麦アレルギーにも対応していますよ。

愛犬家の友人へのお土産にしようっと♪

グルテンフリースイーツ専門店NachuRa Yoyogi park 本店
東京都渋谷区富ヶ谷1-17-7 第二山栄ビル1階
TEL 070-4680-4217
営業時間 8:00〜17:00
定休日 月曜日 ※祝日の場合は翌日
Instagram https://www.instagram.com/nachura_atelier

取材/文 浅野

シェア・送る