富ヶ谷新聞は東京富ヶ谷の粋な情報を発信するWEBマガジンです。

祝!復活1周年記念限定、季織亭の自家製手打ち『古代小麦拉麺』

「隠れ家カフェ」とか、「隠れ家レストラン」など、本来「隠れ家」という言葉が持つ意味以上に世の中には「隠れ家」が溢れているように思える今日この頃。そんな中、静かな住宅街にある、本当に「隠れ家」なこだわりラーメン(小麦そば)を出す季織亭さんが、復活1周年を迎えます。1周年を記念して、3/19~3/24までの間期間限定で『古代小麦拉麺』を提供するとのお話を耳にし、その不思議な響きから興味を持たずにはいられず、早速伺ってきました!普通の民家と変わらない入口では、運がいいとご夫婦の愛猫「空君」が迎えてくれます。余談ですが、「空君」は愛称で、正式名称は「空君かわいいね」君です。

18096345_272790749797626_8103558863174762496_n

季織亭さんは、元々経堂でオーナーの川名秀則さん、奥様の信子さんお二人でお弁当屋さんとしてスタートし、ラーメンを提供するお店に変身を遂げた後、増え続けるファンが惜しむ中閉店。そして、クラウドファンディングにより、昨年代々木上原にて待望の復活を遂げたという珍しい経緯を持つお店。とにかくわかりにくい場所にあるのにも関わらず、この1年でじわじわと口コミで評判を呼び、最近ではテレビや雑誌などのメディアにも登場しています。訪れる客層は、今では経堂時代のお客さんが3割、近隣に住む人が3割、クラウドファンディング関連のお客さんが3割と、バランス良くファンを増やしているとのこと。

27894253_552735485088842_8046003256276549632_n

こだわりは栄養価の追求『古代小麦拉麺』誕生のきっかけ

ご主人の川名さんは、数十年前にたまたま聞きに行った講演をきっかけに「食べるものが体を作る」ということを強く意識するようになったと言います。以来、マクロビやアーユルヴェーダなどを含む、様々な食に対する考え方や栄養学の知識を高め、栄養価が高く、健康な体をつくるおいしい食事を探求するようになったのだそう。妥協することなく、小麦そばに使用する食材にこだわり続けた結果、一般的な概念で言うところの「ラーメン」とは全く別のものが出来上がってしまったとのこと。そのため、季織亭のメニューでは「ラーメン」という言葉の代わりに「小麦そば」という言葉が使われています。そのこだわりを追求していく中で素材の原種を使った小麦そばを思いつき、自身で研究し、あたためていたことを、ついに1周年記念で実現することになったのです。

IMG_0230

「ちょうど1周年何しようかなって考えていて、そこで古代小麦拉麺をやってみようってことになったんだよね。ママ(信子さん)は”古代ラーメン”っていう名前がいいんじゃない?って言ってたんだけど、それだと何なのか想像がつきにくいし、”古代小麦小麦そば”では語呂が悪いしで、あえて”ラーメン”という単語を入れて”古代小麦拉麺”という名前に決定したというわけ。」
と、川名さんが笑顔で誕生のきっかけを話してくれました。
この1周年のタイミングで古代小麦拉麺を出せるというのは、世間の食に対する考え方や意識が高まってきたこともあり、季織亭の小麦そばが理解されつつあることも大きいと川名さんは言います。数十年追い求め、続けてきたことが世の中に受け入れられるようになってきた、時代に合ってきた、そんな感覚なのだそうです。

IMG_0251

世の中の“小麦離れ”に喝!古代小麦拉麺のその姿とは!?

グルテンフリーが良いとされる“小麦離れ”の風潮は、もしかしたら農薬や遺伝子組み換えなどの小麦による人体への影響から来ているのかもしれないと語る川名さん。実は、9000年前の紀元前から変わらない古代小麦には、あまりグルテンが含まれていないそうです。

28430331_171364823658698_4599306453801500672_n

今回いただいた『古代小麦拉麺』は、スペルト小麦と呼ばれるオーガニックの国産古代小麦とオーストラリア産の古代小麦を40%、残りを春伊吹というタンパク質の多い小麦を使用して川名さんが打った麺を使っているとのこと。

IMG_0249

限定の『古代小麦拉麺』は、素材の味を活かすべく、トッピングはシンプルにしたとのこと。放牧豚のチャーシューとネギのみです。付け合わせとして、れんこんと小松菜、自家製のぬか漬け、定番の黒米の卵ごはんがついてきます。

IMG_0252

スープは醤油味。色は濃いめながら、とても透き通っています。その秘密は火加減。川名さんのご実家は日本蕎麦屋さんだそうで、メニューにあったラーメンのスープをコークスや練炭など、あまり温度が上がらないもので取っていたとのこと。そうすることで透き通ったスープが出来上がることに気づいたことから、温度が一定以上上がらないIH調理器でスープを作るという工夫がなされています。

味は塩気も控えめであっさりしていて、自然な甘みがあります。普段、季織亭では豚骨ベースのスープに生醤油をそのまま使っているそうですが、今回は純和鶏という国産の原種に近い鶏だけでスープをとり、専用のかえしを作ったそうです。やわらかい口当たりながら、鶏のうまみがしっかりと感じられます。栄養たっぷりのスープは、罪悪感もなく飲み干せます!

IMG_0256

肝心の古代小麦拉麺はというと、食べた瞬間とても意外だったのが、その食感。全粒粉の麺というと、パスタなどもそうなのですが、味もなじみにくく、固くてぼそぼそしたイメージがあるんですよね。それが全くないどころか、予想外につるっとしていて、コシがあり、食感も喉ごしもかなりイイ!!とても驚きました!しかも、スープによく味が絡んでいる!まさに職人技!

こちらの『古代小麦拉麺』、期間中の3/19~3/24までは、ランチだけではなく、夜のメニューである小麦そば懐石にも入るそうです。(小麦そば懐石については、また別の機会に取り上げたいと思います!)ランチは先述の付け合わせがいろいろついて1300円です!ぜひ一度お試しを!

川名さん、信子さん、お忙しいところありがとうございました!

季織亭
東京都渋谷区上原1-42-4
03-6323-0038
営業時間:11:30~14:00 17:00~22:00
定休日:木曜日・日曜日(1周年記念期間中は木曜日も営業!)

季織亭では、年間を通して茶事やお料理教室、小麦そばの作り方を学べる教室など、様々なイベントを開催しています。ブログも要チェックです!

季織亭ブログ
Instagram (季節のメニューなどを更新中!)

取材/文 hazuki

Share (facebook)