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50種類の豆から調合!富ヶ谷コーヒー文化の元祖!ROSTROが贈るあなただけのオーダーメイドコーヒー!

代々木公園鋼板前の交差点から遊歩道へと入ってすぐのところに、コーヒースタンド「ROSTRO」はあります。

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富ヶ谷で焙煎所を構えて15年になる同店ですが、オーナーである清水さんが約8年もの構想を経て今年の5月に店舗をオープンしました。

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喫茶スタイルの店内にはなんと、
ドリンクメニューはナシ!
ひとりひとりの好みに合わせた豆を選んで淹れてくれるんです。

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ROSTROでは常時50種類以上の豆を揃えており、淹れ方もサイフォン式やドリップ式、エスプレッソなど色々な淹れ方ができます。カウンター越しに接客をするなかで、その人の好みを聞きだして調合したオリジナルの一杯を生み出します。

さっそく富ヶ谷新聞のゴクゴク隊もコーヒーを注文することに。

 

【コーヒーの好みの伝え方】

注文の仕方にルールはないですが、清水さんいわく【濃さ】【苦味・酸味・甘みのバランス】を抑えて注文するとより好みに合わせたものを提供できるとのこと。

ゴクゴク隊「僕は苦めで濃いめが好きです。酸味が苦手で、あとは一週間を乗り切れるようなガツンとしたコーヒーを・・・(取材日は月曜日)」

清水さん「苦手な風味はレモンとかライムですか?オレンジの香りはどうです?」

ゴクゴク隊「あ、オレンジは好きですね・・・」

清水さん「なるほど・・・」

 

注文票を見せてもらうと、会話の中で出たキーワードがしっかり書き込まれていました。

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清水さん「酸味が苦手という方でも、甘酸っぱいのは好きだったりするのでそのあたりのバランスを気にします」

 

注文を取り終え、豆を選んで挽いていきます。ミルを回すと香ばしい香りが店内に広がります。

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ガリガリガリガリ・・・

淹れ方はサイフォン式になりました。なんだか一つの作品が出来上がる過程を見ているようで、提供までの待ち時間も楽しめます。

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そして出来上がったのがこの一杯。美濃焼のカップもお客さんが頼んだコーヒーに合わせて選んでくれるという徹底ぶりです。

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ゴクゴク隊「すごい!注文通りの味です!酸味は抑えめだけど後で爽やかな風味がきます」

清水さん「今回は8種類の豆をブレンドしました。苦味が出るように深入りの豆ベースですが、すこし柑橘系の酸味を足すために浅煎りのものを配合しています。淹れ方は濃いめがお好みとのことで、サイフォン式です」

ゴクゴク隊「これは一週間頑張れそう・・・」

 

こちらは富ヶ谷新聞が注文した【薄め】【酸味強めで苦味抑えめ】【リフレッシュできそう】なコーヒー。浅煎りの豆を2種類ブレンドしてあるそうですが、マイルドななかに酸味があり、アメリカンなのに深い味わいでした。

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高い再現性に驚きつつ、ここまで一杯にこだわっていたら回転率が悪いのでは・・・と余計な心配をしてしまいます。

どうしてこのような業態にしようと思ったのか、話を伺いました。

 

~面白くない店にはしたくなかった~

 

富ヶ谷にはSNSで話題の店も多くあり、都内でも屈指のコーヒー激戦区。ここで店をオープンすることにプレッシャーはなかったのだろうか。

「全くないですね。うちが最初なので」

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ROSTROが富ヶ谷に焙煎所を構えた15年前はコーヒーショップはほぼなかったと言います。この7、8 年のうちに日本ではコーヒーブームが起こり、ファッションのような感覚でコーヒーの流行りが生まれては廃れていきました。気軽にコーヒーが飲めるお店が増えた一方で、ファッションゆえにどれも同じような店に見えることも。

「あまり尖ったことを言うつもりはないんですが(笑)、流れが機械的で面白いと思わないんです。専門店というわりにグラム単位で配合が決まってて、淹れ方も決まってる。みんな同じ器で、一杯一杯に緊張感がないというか。全体的に同じテイストばかりで違和感があります。もっと個性を出して欲しいし、自分自身の感性を磨いて自我に目覚めて欲しいと思います(笑)」

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確かに多くのカフェや喫茶店は決まった味を提供してくれるだけ。どんな時もどんな人にも同じ味を出します。だからこそROSTROのような業態は新鮮で、つい通いたくなってしまうのかもしれません。

「わざわざここまでご来店いただき、お金を払ってもらうことを考えたときに、それだけの価値があるかどうかを常に自問自答しています。店内喫茶でご利用いただく方には、心揺れるワクワク感と至福の満足感を持ち帰っていただけるように心がけています。今日まで自分が成長する過程でお世話になった人生の先輩方へのメッセージ的な意味合いもありますね。「こんな感じに成長しました」という。ウチのやり方が同業の方や将来開業を目指す方々へのちょっとした刺激になればいいと思いますね」

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最後に、これからROSTROが目指す方向について伺いました。

「このお店のコンセプトとして、’アンテナショップ’というところがあります。ROSTROの豆を卸している先で様々な職人さんに出会います。彼らが作っているものを沢山の人に知っていただきたいし、何よりお互いの成長を目指しています。フードで扱っている商品はそういうところからできるだけ仕入れて、ROSTROのエッセンスを加えた形でお出ししています。」

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モーニングで使用しているベーグルは埼玉の「Polder Begel」から仕入れています。卵・牛乳・バターを一切使っていないのに、外はカリカリで中はもっちり。

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「もう少し落ち着いたら、お店のスペースを利用してROSTROと卸先さんとのコラボイベントを開催していく予定です。また、今は冬用のメニューを思案中です。」

 

富ヶ谷を愛し、コーヒーを愛する職人、清水さん。いまROSTROからコーヒーの新しい流れが広がりつつあります。

 

CAFE ROSTRO
東京都渋谷区富ヶ谷1ー14ー20
営業時間  8:00〜21:00

 

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